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| 2004/06/04(金) 「ハンカチの匂い」 |
| ここ数日、寝る前の夜空が明るい。 窓から外を覗いてみると、 家の隣の林の木々の隙間から真ん丸なフルムーンが こうこうと月明かりを照らしている。 昔子供のころ、暗闇が怖かった。 必ず豆球の灯りなしでは、眠れなかった。 しかしあるときを境にそれが平気になっていた。 赤ちゃんのときに、母が指を吸わせない策で 洗い立てのガーゼのハンカチをいつも匂わせてくれてたおかげで、 それが好きで、手放せなくて小六くらいまで いつもポケットに忍ばせ持っていた。 子供のころから私を知る、 両親の友人は未だにそれを言っては、私をカラカウ。。 そのハンカチですら、 少しずつなくても大丈夫になってきた。 幼い頃、大人になっても、まだ暗闇、ハンカチ、 怖かったり手放せなかったらどうしよう、なんて不安があった。 とても幼いころの不安。 忘れたころに、ちゃんと解消している。。 今は、逆に暗闇の中で月明かりに照らされながら眠りにつくことが、 1日の終わりの幸せだったりする。 だけど不安な夜もある。 暗闇で泣きそうになる夜もある。 大人になって初めて知った孤独な気持ちとか、 やるせない気持ち、切ない気持ち。。 いままた、窓の外を覗いた。 西の空に、ひとつ大きな星が、こちらを見ている。。 今夜はどんな夢を見るのだろう。。 思いをはせながら。。 〈夢に誰かが出てくるのは、自分の思ってるよりも、 相手が自分を強く思ってくれているから。。〉 なんて歌詞の歌をいつかラジオで耳にしたことがある。。 今夜もどこかで、私を思い、 待ってくれてる人がいると信じて。。 おやすみなさい。 (実は未だに、ガーゼのハンカチの匂いは好きだ。。 眠れない夜は、恥ずかしながらこっそり寝床で吸っている。。 これは秘密だけど。) |
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